テニスコーチ業界での情報共有って...?
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テニス業界について、前から疑問に思っていること。
この業界の指導の現場では「情報共有」されてるのかな? ということです。
ここでいう「情報」というのは
・技術的な知識・情報(フィジカル・メンタル、戦術など)
・指導の技術、コミュニケーションの技術
・練習メニュー
など。
ここからは私の想像を書いてますが、実際のところはどうなんでしょうか。
# 事情をご存知の方、現場の方はご意見をいただけると嬉しいです。
まずは「同じスクール内のコーチ間での情報共有」について。
私からみると「同じスクールなのにコーチ間で情報共有されてないなぁ」と思うことがよくあります。
同じことを教わるにも、コーチによって指導の内容、アドバイス、練習メニューがまちまちなのです。
これは私が過去に通ったことのあるスクールでは、どこも同じ状況でした。
とはいえ、中小規模のスクールや個人のコーチの方から教わった経験しかないので、大手のスクールでは教育・研修制度がしっかりしていて、情報共有されているところもあるのかもしれません。
(「さすが大手だけに指導メソッドが確立されてるよねー」といった話も過去に聞いたことがありませんが)
もうすこし広げて、「テニス業界/コーチ業界での情報共有」はどうなのでしょうか。
そもそも前述のスクール内ですら情報共有できていないので、事業母体も異なるスクール間で情報共有されてるようには思えないのですが...。
最近のテニス雑誌などの技術解説の記事は、ナショナルレベルの有名なコーチの方による解説もありますが、民間のテニススクールのコーチの方が監修されていることも多いですよね。
しかし、同じテーマでも担当されるコーチによって指導の内容が食い違っているな、と思うことが多々あります。
同じ雑誌の同じ号で、記事のテーマがカブることもあったりしますが、そのコーナー間ですらギャップがあったりします。(ひどいケースでは、Aのコーナーで正解としていることがBのコーナーでは間違いとされていることすらあります)
業界内でもスクール内でも情報共有がされていない状況だとすると、各コーチが指導に使う情報は、個人レベルで独自に集め、体系を作っているのかも?と想像しています。
テニス協会では「S級エリートコーチ」の教育・育成の制度があり、そこでは世界でも最先端の情報、メソッドを使った研修が行われているという話を聞いています。
ただ、このS級コーチの研修を受けられる対象者はナショナルレベルのコーチや、現役選手時代に一定以上の実績を残した選手の方々に限られているようです。
となると、このトレーニングで扱われている質の高い情報は、民間のスクールのコーチの方々には触れることができないものなのではないのかも、と想像しています。
もしそうであれば、そのせっかくのクオリティの高い情報やメソッドを、民間スクールにも下ろすべきではないかと。非常にもったいないとと思うんですよね。
たとえばジュニア育成のケースで考えてみると、今のように民間のスクールがコーチによってバラバラの指導を行っているとすれば、ジュニアたちの成長は、そのコーチの指導クオリティによってかなりの格差が生まれるとおもわれます。
もしS級のトレーニングなどで扱われているような質の高い指導情報を民間に流通してくれれば、各スクール/各コーチの指導クオリティの劇的な底上げにつながり、いわゆる「選ばれたトップジュニアたち」だけでなく、「普通のジュニアたち」に対しても、質の高い指導を行うことができるようになるでしょう。そう考えるとメリットはとても大きいとおもいます。地域による指導クオリティや指導を受ける機会の格差もより圧縮できるのではないでしょうか。
もちろんこれはジュニアだけでなく、一般向けの指導についてもメリットは大きいと思われます。
スクール/コーチの指導のクオリティが上がると、テニス愛好家についても成長の度合いは大きくなるはずで、顧客満足度の向上にもつながるかとおもいます。会員に対して よりテニスの楽しみを提供できれば、会員のリピート率や周辺サービスの売上向上にもつながるのではないでしょうか。(ひいては、ビジネス規模をより大きくできるのでは?)
ということで...テニス協会には、ナショナルクラスの指導者育成だけでなく、民間の指導レベルの底上げのために積極的に情報を流通させたり、業界全体で信頼できる情報を共有できる仕組みを考え、継続的に運用してくれたらな、と切に思うわけです。
指導を受ける生徒の立場からすると、現状では接しているコーチの指導の質によって、得られる情報/指導内容に大きな格差が生まれています。
雑誌から得られる情報も、監修する方によってマチマチです。
このような状況では、学ぶ側はなるべくたくさんの情報を仕入れ、混交玉石の情報の中から役に立ちそうな情報だけを自分でフィルターし、トライしてみる、という効率の悪いことをやる必要があるのです。(おそらく誰もが無意識にこういった作業をしているのではないかと思ってます)
私自身、年齢的にも40歳を越え、いい状態で試合に出られる期間はこの先そんなに長くはないと思いますので、極力時間をムダにせずに成長したいところ。質の高い情報だけを効率よく入手できる環境になってくれると、とても嬉しいのですが...。
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上記は想像によるものですので、実状と異なることも多々あるかもしれません。こういう情報共有の取り組みがされている、と言うのをご存知のかたがいらっしゃればぜひ教えてください。ただ、現状として情報共有されているという実感がないので、どこがネックになっているのかをさらに調べたり考えたりしてみたいと思っています。
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こんなことを考えたきっかけは、私自身が練習環境に困っていたことから。通うスクールや教わるコーチによって指導の内容や質にバラツキがありすぎる、と常々感じており、何が原因なんだろう、と考えはじめたのがきっかけでした。