YONEX EZONE Xi 98のレビュー開始

2011/12/22

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管理人

この12月上旬に新登場のYONEX EZONE Xiシリーズ。

11月27日のYONEX主催の試打会で100/98のモデルを試してみたところ、私としては100inchのスタンダードモデルよりも98inchモデルがかなり好感触でした。

で、先日の共同購入の際、Tennis Warehouse Europeのサイトを見ていると、なんとこの新EZONEシリーズも12月7日から出荷開始、とのことで予約受付がちょうど始まっていたので、他のテニス仲間と相談して予約を入れました。

が、ここで嬉しい誤算。Tennis Warehouse Europeへのモノの入荷が早まったらしく、12月3日には出荷され、なんと6日には手元に届いたのでした。

試打したときの感触を元に、さっそくストリングスの種類とテンションを検討。
Signum Proの柔らかポリ Tornade を54x54lbsで張り、それを基準に検討することにしました。

そしていつものようにレザー巻に変更し、グリップエンド加工も。

もうちょっと早めにレビューを載せたかったのですが、ちょっと掴みづらいところもあったりしたので、じっくりと打ってみてからにしようと思ってたらだいぶ遅くなってしまいました。

ということで、5回(12時間)のプレーで使用したインプレを...。

■ ストローク

売り文句にもあるように、直進性が向上したように感じます。
前モデルのEZONE 100で不満だったスピン過多でショートするという感じはないですね。
実はこの点がHEADに戻った最大の原因でしたので、これが解消されたのは自分的には大きいです。

これはフレーム厚が前モデルよりもやや薄めになり、23mmと適度な厚みになったためかと思われます。

また前モデルよりも掴める印象がありますが、これはスロート部分が19mmに薄くなったことによるものかな、と想像してます。

あとワイドなフェースと16本のパターンなので、スピンをかけるのも楽ですね。
ただ打ち方（スウィングプレーン）をもうちょっとフラット気味にしたほうがいいかも。
あと、フェースの先目が使えるのはさすがYONEXですｗ

スライスの乗りについても特に違和感ない印象です。

■ サービス

フレーム厚が今メインで使用しているHEAD Youtek IG Speed MPに比べてやや厚いためか、フラット系のボールに伸びが出る気がします。
スピンサービスについても回転量が出るので打ちやすいですね。
スライスについてはまだよく試せてません。

■ ボレー

球乗りがよく、スポットも広いので、ボレーは打ちやすいです。

アンダースピンもよくかかるし、距離も出しやすいです。
が、ちょっと反発が強くなった分、ドロップ系のショットでイメージしているよりも飛んでしまう傾向があるかも。これは慣れるしかないとおもいますが。

ということで、今のところ全般的にいい印象です。
引き続き冬の間にストリングスの設定も変えつつ、実戦的な練習を繰り返しながら試してみたいとおもってます。

※※　フレームの形状の観察　※※

■ スロート部

厚みが19mmと薄めに
前モデルはかなり厚みのあるスロートでしたが、今回のモデルでは19mmに絞られています。掴む感じはここのしなりのせいもあるかもしれませんね。
＃
このShapeからみてRQSとかRQiSの流れっぽいなー、とおもってYONEXの方に聞いてみたら、
やっぱりそうらしいです。
なので98inchモデルについては、いわゆるEZONEとは別ラインかなと思われます。名前はEZONEですけどやっぱり感じが違うので。
形状が三角から四角に
これはよくわかりませんが、剛性アップ？
根元（グリップ寄りのところ）
Babolatっぽい形状になりましたね。

■ フレーム部

厚みが24mm（最厚部）-23mm（トップ）
前モデルよりもやや薄くなったことで、より直進性が増している気がします。
フェースの形状
トップの平らな部分が長くなってて四角い印象です。
前モデルではメインストリングスの中央6本が同じ長さだったのですが、今度のモデルでは8本がほぼ同じ長さになったことで、スイートスポットがより拡大されています。

■ 全体デザイン