Luxilon 4Gのレビュー#1 単張で試す
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Luxilonの新しいポリストリングス「4G」、発売されてから間もないですが、かなり売れているようですね。
錦織選手やドルゴポロフ、セリーナも早々に採用、かなり気に入っているということで、発売前から注目されてました。
私も気にはなっていたものの試合を控えていて、新しいストリングスを試すチャンスがなかったのですが、やっと試合も終わり、テニス友達が通販で安く仕入れるけど一緒にどう?と誘ってくれたので、相乗りして1.25mmを2張入手してもらいました。
早速1本張り上げ、今週の火曜・水曜で使用してみましたので、ざっくりとレビューしてみたいと思います。
まずこの「Luxilon 4G」の基本情報について...
「4G」というネーミングは 「4th Generation」の略とのこと。
ポリ・ストリングスの「第4世代」を表しているそうです。
耐久性のいいストリングスとしてポリエステルのストリングスが登場したのが第1世代、アルパワーに代表されるスピンとパワーを備えたポリに進化したのが第2世代、そこからマイルドな打感のポリに進化したのが第3世代。
ここ数年、柔らかいポリが各社からリリースされ、いまや主流となっていますが、それが第3世代という位置づけのようです。
そしてポリの泣き所というべきテンションロスの問題を大幅に改善したものをLuxilonでは「第4世代 = 4th Generation」と表現しているようです。
ただ、第n世代という言い方はLuxilon独自の言い方で、他社ではそのように表現はしませんので、どの製品がLuxilonでいう第n世代か、というのは厳密にはわかりませんが、4Gがリリースされる以前にも、「テンションロスが小さいですよ」というセールストークのポリも多く存在してたかと思います。
第4世代が
- 耐久性
- パワー&スピン
- 柔らかい
- テンションロス小さい
というものを指すとすると、私が試したラインナップでいうと
第3世代
- Polystar Energy
- MSV Focus HEX
- Polyfibre TCS
- Polyfibre COBRA
- Polyfibre Black Venomシリーズ
- Signum Pro Tornado
- Signum Pro Hyperion
- Prince Beast XP
- YONEX Poly Tourシリーズ
第4世代
- Signum Pro Firestorm
- Signum Pro Thunderstorm
- Luxilon 4G
という感じでしょうか。
# リリース時期が4Gと近いことも鑑みて、便宜的にFirestormを第4世代に入れてみましたw
ただ第3世代に含めたものの中にもテンションロスが小さいと謳うものも多く、実際ロスが小さいもの(Tornado / Beastなど)もあったので、第3世代/第4世代という表現は正直どうなんでしょうな??という感じです。
と、言葉遊びはさておき、インプレです。
■ 張りについて
パッケージから出して触ったり曲げたりしてみた感じでは、いわゆる第3世代以降のポリ製品と同じぐらいの柔らかさに思えました。
実際に張ってみた印象としては、とにかくクロスが引きにくい。多角形ではないので、ストリングスの滑りが悪いんでしょうね。表面のコーティングが柔らかく厚いのか、引っ張り抵抗が大きく張りづらかったです。
今回、現在メインで使用しているSignum Pro Firestormとの比較をするために、同一フレームに同一条件で張りました。
- フレーム: HEAD IG Speed Pro MP 18x20
- テンション: 52 x 52 lbs
- プレストレッチなし
- 引きスピード:中程度
パッケージをみると、10lbsほど落として張るといいですよ、とありましたので初めて張るときは落とし目からスタートして調整するといいかもしれません。
#今回はFirestormとの比較がしたかったので同じ条件で張りました。
■ 試打
2回、4時間弱の使用での印象です。
Luxilon 4Gを打つ前に、現在メインで使用しているSpeed MP x Firestorm で打って、基準となる感覚を確かめてから4Gを試打してみました。
まずストロークでの印象ですが、
- 柔らかい
- 持つ時間が長い
- スピンがよくかかる
- 反発はいい
が、私の好みからすると、持ちすぎるなぁ、という印象。
メインで使用しているFirestormも柔らか目のポリですが、それよりも柔らかい打感で撓みが大きい感じです。TCSの感じに近いかもしれません。
ただそこからの反発はかなり感じられました。いったん乗せてからバーンと飛び出る感じ。
BeastXPに近い感じかそれ以上でしょうか。
あと、潰したときの音はすごくいい感じでした。
掴みが長いせいか、スピンもよくかかるのでますが、逆に私にはちょっとかかりすぎの印象がありました。が、球の乗りがいい分、スライスについてはコントロールしやすく、ヘビー目の回転も安定してコントロールできる感じで好印象でした。
次にボレーでの印象。
ボレーもスライスでの印象と同様、フェースに乗ってくれるので扱いやすく、タッチショットの感触もよかったです。
サービスでは、反発の良さと乗りの良さがプラスにでているのか、伸びも回転量もよかったと感じました。
という感じで、概ね印象はよかったのですが、ストロークでもう少し球離れが早い方が好きな感じですかね。(私にはSignum Pro Firestormのほうがフィットする感じ)
あとは3-4週間ほど、テンションメーターでロスの変化を観察してみたいと思ってます。
今回は縦横ともに4Gで張ったのですが、メインをマルチかナチュラル、クロスを4Gにしてやると、球離れがもう少し早くなって、感触がより良くなるような気がしました。
しかしそれをやってしまうと、テンションロスもおそらく早くなってしまうので、せっかくの第4世代の分のメリットが失われてしまう「諸刃の剣」ですね。
アマチュアプレイヤーなら3週間ぐらいのサイクルで張り替えられれば十分でしょうけどね。
4Gはもう1張あるので、いつになるかわかりませんが、メイン・マルチ(Signum Pro Micronite)xクロス・Luxilon 4G も試してみたいとおもってます。
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このレビューは HEAD IG Speed MP 18x20 と4G / Firestorm のインプレです。
何のフレームに張るかでストリングスの印象も大きく変わってきますので、あくまでも一例として...。