Babolat RPM Blast(ブラスト)使用レビュー
気になっていたBabolatの黒いNewストリングス「RPM Blast(RPM ブラスト)」。
ナダル、ツォンガ、ロディック、スキアボーネ、ストーサーなど、Babolat使用選手がこぞって採用している、いま話題のストリングスです。
HEADユーザーですが、さっそく使ってみましたので、軽く使用感を。
◆ 使用ラケット
・HEAD Youtek Speed Pro
・HEAD Youtek Prestige Pro
これまで張っていたストリングスは、Polyfibre TCSをそれぞれ51x49、47x45で張ってました。(なのでTCSとの比較が中心ですw)
メーカーから出されているスペックや特徴の記述、現物を触った感触から、TCSでの設定を基準にしてストリンガーさんといろいろ相談。
TCSよりは素材自体は固めなので ー2~3ポンド。でもTCSよりも反発がありそうなので+2~3ポンド、ということから、基準値として
・HEAD Youtek Speed Pro: 51x49 lbs
・HEAD Youtek Prestige: 47x45 lbs
で張って様子をみながら調整しようか、ということに。
# 結果的な数字はTCSと同じになりましたがw
この設定をいきなり草トーの試合、シングルス5試合で使用してみました。
インプレとしては
・スピンはよくかかる(TCSより)
・反発は結構ある(TCSより)
・張りもあるが結構柔らかい(TCSと同等かそれ以上)
・粘り気/ホールド感がある(TCSと同等かそれ以上)
最初の試合では、TCSの感覚との違いで戸惑いがありました。
TCSより反発があるせいか、ストロークではイメージよりも少しずつロング傾向、クロスボールでは、粘り気があるのとスピンのかかりがいいせいか、ボールの落ちが早く、イメージより少しずつ下目にいく感じがありました。
なので、若干慣れというか、ストリングスの性格に合わせてスウィングを調整する必要がありました。
でも慣れてくると次第にプラスの印象も強く感じられるように。
・最後にボールが落ちる
・サービスが楽(スピード&スピン)
あと対戦相手の方と試合後に雑談していて、ストロークでボールが伸びてきてイヤだったと言われました。ストロークでのエースもいつもより多かったかなと。
伸びは自分では感じられない要素ですが、これはあまり相手から言われたことのないポイントなので、もしかしたらRPMブラストの性能によるものかもしれません。
最後に柔らかさ。
硬めのストリングスを使うと結構腕に疲労感が出たり、モノによっては軽い痛みがでたりもするのですが、RPMブラストについてはテニス直後、翌日ともに、こうした疲労・痛みは一切ありませんでした。なので、TCSぐらいの柔らかさもあるかもしれません。
テンションについては、TCSよりも反発が強いのと潰し感を得るために、あと2-3ポンドあげた方がよさそうに思いました。(あくまでもTCSとの比較で)
スウィングでの調整は避けたいところですので…
ということで、次回は
・HEAD Youtek Speed Pro: 53x51 lbs (+2)
・HEAD Youtek Prestige: 50x48 lbs (+3)
ぐらいの設定でやってみようと思います。
モノ自体はかなり私好み。
シリコンコーティングされているだけあって、ストリングスの滑り感もいい感じです。
感覚としては、TCSの柔らかさで若干ハリのある「Polyfiber Cobra」に似た感じかなと思いました。
でもRPM Blastの方は200mロールがでてるので、やっぱり乗り換えかな~
あとは、1ヶ月後のテンション測定でどれだけテンション・ロスがあるか、が問題ですね。
TCSの場合、抜群のテンション維持性能があっただけに、ここもポイントかなとおもいます。
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